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2017.11.30

仕事に差がつく!?「声」の出し方・使い方

会議やプレゼンで思うような反応がもらえない…なんて経験ありませんか?もしかしたら、その原因はあなたの「声」にあるかもしれません。同じ内容でも話す声によって、印象は随分と変わるもの。今回は、ビジネスシーンで信頼感や説得力を高めたり、気持ちを相手にわかりやすく表現するための声の出し方・使い方について、ボイストレーナー・鈴木智大さんに教えていただきました。

営業成績が良い社員の共通点は「声」にあった?

■話し方や声は、仕事に影響するものなのでしょうか?

以前不動産業界で営業職に就いていたことがあるのですが、営業成績の良い優秀な先輩や同僚を見ていて、声の出し方や話し方に共通点があることに気づきました。皆、ゆっくりとしたスピードで低めのトーン、しっかり発声していて非常に聞きとりやすかったんです。不動産という高額な商材ですから、営業の人への信頼感が成約を左右するんですよね。「この人なら大丈夫だ」という安心と信頼を得ることに、その話し方や声が作用していたのではないかと思います。私が主宰しているボイストレーニングスクールでも、生徒さんの半数近くは、歌唱ではなくスピーキングのトレーニングを受けられています。企業の経営者や営業職、弁護士など、話し方や声が仕事に与える影響を実感されている方達が、トレーニングに励んでいらっしゃいます。

■ビジネスシーンにおいて好印象な声とは?

どんな業界でどんな仕事をしているか、またどんなシーンかによって適切な声のボリュームや出し方は異なりますが、明瞭に聞き取ることができる「よく通る声」というのが大切な基本です。よく通る声を出すポイントは3つあります。1つ目は「腹式呼吸」をすること、それから「喉を開く」ことを意識し、口や鼻の中など「空洞に音を響かせる」ように声を出しましょう。特に最初の一音目をしっかり発声するよう意識するだけでも、聞こえ方は随分違います。「よろしくお願いします」の「よ」や、「おはようございます」の「お」をはっきりと発音すると、はつらつとした印象になります。

場にふさわしい声で気持ちを伝える

■職種やシーンによって適した声は違うものでしょうか?

仕事の内容や環境、場面に合わせて、声のトーンや出し方を調整できると良いですね。
例えば飲食店の接客業でも、賑やかなお店であれば高めのトーンの元気な声で、料亭のような静かなお店であればトーンを落としたほうが場の雰囲気にマッチした印象になります。同じ仕事でも、初対面のご挨拶と謝罪では伝えたい感情が異なるので、それを表現する声も異なります。声は感情を表現するものでもあるのです。また電話やマイクなどの機器を通して声を届けるような時には、なるべく息が混じらないように発声すると、相手が聞き取りやすくなります。

■声で感情をうまく表現するコツを教えてください。

特に謝罪するような場面では、「申し訳ありません」と発する声が「申し訳ない」という感情を相手に伝えるものでなければ謝罪の意味がありません。何よりしっかりと気持ちを込めて話すということが大切ですが、声の出し方として意識するポイントは「息」です。息を交えるように発音した方が、申し訳ないという感情がこもっているような印象を与えます。また、楽しい・うれしいという感情を表す声を、私たちは「笑声(えごえ)」と呼んでいます。口角を上げて明るいトーンで話す声は、にこやかに聞こえて、たとえ電話のように顔が見えない場合でも笑顔がイメージされます。息づかいや顔の表情などで、声による感情の表現力が高まります。

■プレゼンや商談などで、相手に理解を促したい時の発声のポイントを教えてください。

やはり明瞭に内容が聞き取れる、「通る声」がいいですね。手元の資料を見ながら話したりすると、声が下に落ちてしまいがちなので、しっかりと前方へ届けるように意識しましょう。また、体が揺れたり傾いたりすると、余計な力がかかって声が通りにくくなってしまうので、まっすぐ姿勢を伸ばした状態で話す方が良いです。ただ、狭い会議室など相手との距離が近い場合は、あまり声が通りすぎると語気が強く圧迫感があるように感じられてしまうので、相手との距離も考慮するようにしてください。そしてテクニックとして、強調したいところはスピードを落としてゆっくり話す、特に聞いてほしいところはあえてボリュームを落とすなど、スピードやボリュームで効果的にアクセントをつけるという手法もあります。

自分の声を客観的に聞いてみる

■声を上手く使えるようなるには、何から始めたら良いのでしょう?

まずは、自分の声を客観的に聞いてみることです。自分で聞いている声と他人が聞いている自分の声とは、同じではありません。そのため、自分が明るいトーンで挨拶したつもりでも、相手にはそう聞こえず「元気がない人だな」という印象を与えている可能性があったり。録音して、自分の話し方や声をチェックしてみてください。自分の聞いている声と相手が聞いている声とのギャップを見つけ、それを埋めるよう意識していきましょう。

■日々、仕事でたくさんの「声」を発しているみなさんに向けて、メッセージをお願いいたします。

日本ではまだあまり浸透していないビジネスパーソン向けの発声法ですが、欧米では一般的なものとなっています。それだけビジネスにおいて声が重要なものとして認識されているということ。みなさんも、一度ご自身の声を見直してみてはいかがでしょうか。声の出し方や話し方を意識してみることで、相手に与える印象を変えることはできるはずです。そして、それが仕事の悩みを改善に導いたり、成果や効率をアップにつながることもあるのではないかと思います。

(プロフィール)鈴木智大
ChihiRoボイス・ボーカルスクール 代表
「日本ボイストレーナー連盟」運営委員長、ボイストレーニングセミナー講師。高知県生まれ、埼玉県育ち。大手ボーカルスクールを経て、出張スタイルのボーカル・ボイストレーニングスクールChihiRoボイス・ボーカルスクールを立ち上げる。自身のスクールにてボイストレーニングを実施する傍ら、日本ボイストレーナー連盟の運営委員長として、ボイストレーナーの育成にも力を入れる。内容は主にボーカル指導、発声・発音指導など。ボイストレーニング業界では珍しい「職業別に最適なボイストレーニングを行う」事も取り入れており、歌や日常会話以外にも、ビジネス・医療と幅広くボイストレーニングを行っている。これまで有名シンガー、一般生徒含め1,000人以上の指導実績。
ChihiRoボイス・ボーカルスクール: http://www.chihiro-voice-vocalschool.com/
アメブロ: https://ameblo.jp/chihirosmusic/

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